かなめのロジック

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集合演算子のUNION/UNION ALL

time 2017/12/03

集合演算子のUNION/UNION ALL

本記事では集合演算子のUNIONとUNION ALLについて、その使い方を解説します。

※当ページにおいて、検索結果イメージのNULLは【NULL】と表現しています。

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UNIONとは

2つの問い合わせ結果を1つの結果にまとめるのが集合演算子です。

UNIONは、その集合演算子の1つで、2つの問い合わせの結果を結合します。その際、重複行は1つにまとめます。

注意点としては、片方の問い合わせ結果内で重複があった場合も1つにまとめます。

2つの問い合わせの両方にNULLがあった場合でも、同様にまとめます。

UNION ALLとは

UNION ALLは、集合演算子の1つで、2つの問い合わせの結果を結合します。その際、重複行をまとめることなく全ての行を戻します。

UNIONとUNION ALLの違いと使い分け

UNIONとUNION ALL、両方とも2つの問い合わせの結果を結合する集合演算子ですが、重複行をまとめるかどうかで差異があります。

UNIONはまとめて、UNION ALLはまとめません。

目的に合わせて使用しますが、どちらでもよい場合は、UNION ALLを使用します。重複行をまとめる必要がない分、処理時間が若干早いです。

使用時の注意点

UNIONとUNION ALLをはじめとした集合演算子では、以下の2点に注意して使いましょう。

抽出時の項目名は最初の問い合わせを採用

2つの問い合わせで問い合わせで抽出項目名が異なっていてもエラーにはなりませんが、最初の問い合わせの項目名が採用されます。

ソートは最後で指定

ソートする場合は、最後で指定します。その際指定する項目名は、最初の問い合わせで指定した項目を記述します。

エラーになるケース2つ

UNIONとUNION ALLをはじめとした集合演算子では、以下の2つのケースで実行エラーとなります。

抽出項目数が異なる(ORA-01789)

2つの問い合わせの抽出項目数が異なる場合、実行エラー(ORA-01789)になります。

抽出項目のデータ型の種類が異なる(ORA-01790)

2つの問い合わせの抽出項目のデータ型の種類が異なる場合、実行エラー(ORA-01790)になります。

例えば、問い合わせ1が文字型で問い合わせ2が数値型といったような場合にエラーとなります。
しかし、同じ文字型であるCHARとVARCHAR2などは問題ありません。

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