2017/12/07
サーバーを借りて、そこで勉強やWordPressブログを運営をと考えています。
先日、情報処理技術者試験の情報セキュリティスペシャリストを受験してきました。
それなりに試験勉強をしていたにも関わらず、特にネットワーク部分の技術的な部分で分からない問題が多かったです。その反省から、少しネットワーク周りを勉強してみようかと思ったのがきっかけです。
サーバーを借りるとはいっても、VPSやクラウドなど、色々と種類があります。本記事ではその違いを解説していきます。
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各サービスの特徴
レンタルサーバー(共用サーバー)
レンタルサーバー(共用サーバー)は、1つの物理サーバーとOSを複数のユーザーが共有して使用します。
価格が最も安いのが最大の長所です。
また、専用の管理画面からの簡単な操作でメール等の機能の設定が行えるので、あまり専門知識が無くても扱いやすいです。
ただし、短所としてCPUやメモリを複数のユーザーで共有するので、他のユーザーの影響を受けやすいです。
サーバーを共有しているユーザーがヘビーユーザーの場合、自分まで巻き添えを食ってサイトの表示速度など処理速度が遅くなったります。
また、サーバーのroot権限(管理者権限)を持っていないので、自由にアプリケーションをインストールすることはできません。
VPS(仮想専用サーバー)
VPSとは、仮想専用サーバー(Virtual Private Server)を略です。
VPSは、1つの物理サーバーのOSの上に、ユーザーごとに仮想サーバーを構築し、その仮想サーバーを占有して使用することが出来ます。
ちなみに、物理サーバーにインストールされているOSをホストOSと呼び、仮想サーバー上にインストールされているOSをゲストOSと呼びます。
仮想サーバーは、使う側からしてみると、物理サーバーと同じように使用することができます。
また、仮想サーバーごとに、CPUやメモリを割り当てるので、他のユーザーの影響を受けにくいのが特徴です。
仮想サーバーのroot権限(管理者権限)を持っているので、自由にカスタマイズやアプリケーションをインストールが出来ます。
自由に色々できる反面、相応の知識やスキルを持っていることが求められます。
価格面では、レンタルサーバーと比較すると、若干高い傾向があります。
クラウドサーバー(Iaas型)
クラウドサーバーは、VPSと同じく、ユーザーごとに仮想サーバーを構築し、その仮想サーバーを占有して使用することが出来ます。
root権限(管理者権限)を持っているので、自由にカスタマイズやアプリケーションをインストールが出来ます。
VPSとの違いは、CPUやメモリやディスク領域を後から柔軟に変更できる点です。負荷が高くなった時に、CPUやメモリを追加で割り当て性能を高めたりなど、柔軟な対応をとれます。
また、柔軟に対応できるということで、月額固定の料金体系ではなく、使用した分だけ料金を払うような仕組みになっていることが多いです。
時間当たりの金額は、VPSよりも高い傾向があります。
専用サーバー
専用サーバーは、物理サーバーを占有してしようすることが出来ます。
root権限(管理者権限)を持っているので、自由にカスタマイズやアプリケーションをインストールが出来ます。
物理的にサーバーを占有しているので、他のユーザーの影響を受けません。
ただし、金額的にもかなり高くなります。
また、カスタマイズしてサーバーの構成を行う場合は、使用開始までに数日かかることが多いです。
どれを選べばいいのか
単純にメールアカウントの作成や、単純なホームページの設置ならレンタルサーバーで十分です。
サーバーまわりの勉強や、動的なサイトの構築やより高速なサイトの構築を目指すなら、VPSやクラウドサーバーがよいです。
VPSとクラウドサーバーの判断は、使用方法による金額によります。
例えば、年を通して一定の仕使用するのであれば、VPSの方がお得です。
一方、特定の時期に処理が集中するのであれば、その時にだけスペックを上げることが出来るクラウドの方がお得になります。
専用サーバーは高いので、最初から手を出すのはおススメ出来ません。
処理量が大きくなってきた時に初めて選択肢の一つになります。
今回私はVPSを選択
今回、私のサーバーを借りるサービスとして、VPSを選択しようと考えています。
レンタルサーバー(共用サーバー)は、ネットワークやサーバーまわりの勉強には、あまり向かないのでアウト。
専用サーバーは、とにかく高いのでアウト。
クラウドの料金体系が従量制で、結果どのくらいになるのか予想しにくい反面、VPSは月額固定なので安心感があるためです。
また、ワードプレスブログを運営するなら、VPSの方が割安になりそう、という判断からです。
私の目的なら、月1000円~2000円程度で収まるのは、魅力的です。
まとめ
サーバーのレンタル、色々な形態があり、また会社によってもプランやスペックが様々で、正直迷います。
サーバーを借りようと思っている方は、上記のまとめを頭に入れて、自分に合ったサービスを選びましょう。