かなめのロジック

フリーSEの雑記ブログ。ORACLEやPostgreSQL、情報セキュリティ、金融について主に書いています。

ジュニアNISAの目的は3つある

time 2016/04/20

ジュニアNISAの目的は3つある

ジュニアNISA(未成年者少額投資非課税制度)が、2016年4月から始まりました。

新聞やテレビの報道を見ると、NISA(少額投資非課税制度)が始まった3年前と比べて、今一つ盛り上がりに欠けている気がします。
実際に、ジュニアNISA口座を開設している人は、NISA口座と比較すると圧倒的に少ないそうです。

そんなジュニアNISAですが、一体どんな場面で活用出来るのでしょうか。
本記事ではその点について、解説していきます。

sponsored link

子供の教育資金を貯める

子供の高校卒業後の大学や専門学校への進学時の資金として、ジュニアNISAが活用しやすいです。

ジュニアNISAは、制度上3月31日時点で18歳である年の前年12月31日までは払出し制限があります(通常、高校を卒業する年の前年12月31日)。

払出し制限とは、ジュニアNISAで管理する資金を払出す場合、災害等のやむを得ない事由がない限り、過去の利益に対して課税されてしまう決まりです。

大学の費用は、国公立でも250万前後、私立だと400万~600万程度のお金がかかります。専門学校も、ぴんきりですが相応の金額がかかります。

払出し制限があることで、簡単に引出す事がためらわれるため、大学や専門学校への進学時まで、しっかりと貯められる効果があります。

孫や子供への贈与

孫や子供への贈与として、ジュニアNISAが活用出来ます。

贈与は、資金面で手助けになるだけでなく、将来の相続税を軽減する効果があります。

贈与を受ける人は、年110万円までの贈与は非課税となります。
毎年小分けで贈与を行うことで、将来相続が発生した際に、相続の金額が減ります。その結果、すべて相続で受け取った場合と比較して税金が少なくて済みます。

ただし、実はジュニアNISAに合わせて贈与の仕組みが変わるということはありません。
ジュニアNISAが出来たことで、「孫の教育資金のために贈与してみようか」と考えるきっかけになると考えられます。

子供の金融や経済の勉強に

子供が中学生や高校生になれば、社会や経済の仕組みを理解するようになります。

その際にジュニアNISAを通して親子でお金について話したり、投資先を考えたりすることで、社会への関心を持ちやすくなると期待できます。

学校ではなかなか勉強できない金融や経済を学ぶきっかけに、ジュニアNISAが役に立ちます。

まとめ

いまいち盛り上がりに欠けているジュニアNISAですが、通常の成人向けにない良さがジュニアNISAにはあります。

私も、NISAは利用していますが、子供名義のジュニアNISA口座は開設していません。

しかし、特に子供の金融や経済の勉強用には、非常に良いかと思っているので、もう少し子供が大きくなったら開設してみるつもりです。

今は、色々な金融機関でキャンペーン等も展開しているので、気になった方はぜひ開設してみてください。

関連


sponsored link

管理人

かなめ

フリーの業務系システムエンジニア。情報処理安全確保支援士。 ORACLEと金融と子育ての狭間で、元気に楽しくやってます。 [詳細]

管理人twitter

ブログ村



sponsored link