かなめのロジック

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フリーランスになる前にローンを組む危険性

time 2016/05/02

フリーランスになる前にローンを組む危険性

フリーランスはとても社会的信用が低いです。

住宅ローンは組めないことが多く、組めたとしても少ない金額までであったり、金利が割高になったりします。
また、クレジットカードさえも断れることも多いです。

そこで「会社を辞める前に、ローンを組んどけ」とか「フリーになる前に、クレジットカード作っとけ」とよく聞きます。

しかし、それは本当に大丈夫なのでしょうか?

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フリーはとても社会的信用が低い

フリーランスはとても社会的信用が低く、住宅ローンやクレジットカードの審査に通らないこともザラです。

私の知人のフリーの人で、住宅ローンを契約しようとして、ことごとく審査に弾かれてしまった方がいます。
結局、その方の奥様が会社員で信用が高かったため、奥様名義で住宅を購入&住宅ローンを組んでいました。

フリーになる前に契約する

そのため、フリーランスになる前の会社員時代に、住宅ローンを組んだりクレジットカードを契約したりしましょうという言葉をよく聞きます。

一見正しいようですが、本当に大丈夫なのか、一度立ち止まって考えてみる必要があります。

なぜ、フリーの審査が厳しいのか

なぜ、審査が通らないのか。

それは、やはり会社員の方と比べて、支払いが滞る率が圧倒的に高いためです。
それを、金融機関やクレジット会社はデータでしっかりと把握しているため、厳しい審査結果となるのです。

フリーは、会社員に比べれば職を失う可能性は高く、また収入が一定でない傾向があり、返済が遅れる率が高いのも当然でしょう。

フリーになる前の契約は覚悟が必須

そう考えると、住宅ローンやクレジットカードをフリーになる前に契約するのは、リスクが高く危険と言えます。

常に、収入を絶やさない努力が必要です。

  • 現在の仕事を高いレベルでこなし、今の取引先の仕事を継続させる
  • 新しい技術や知識を身につけて、トレンドの変化に乗り遅れない
  • 新規の取引先の開拓

また、それでも収入の不安定はあると思うので、計画的な貯金や無理のないローン計画で、キャッシュが枯渇しないように気をつけることも必須です。
クレジットカードを使いすぎるなんてのは論外ですね。

私自身、会社員時代に住宅ローンを借りた後に、会社を辞めてフリーになっています。
今のところ仕事も順調ではありますが、住宅ローンを借りる際には、最悪アルバイトをフルで頑張れば生活出来る程度に抑えましたし、毎月常に貯金・投資をして収入減に備えています。

それでも不安になる

それでも、住宅ローン払えなくなったらどうしようと、時々不安を感じることもあります。

一度組んでしまえば、後戻りはなかなか出来ないので、長い期間その不安と戦っていかなければいけません。

まとめ

フリーランスになる前に、住宅ローンを組むことやクレジットカードを作ることは、可能ではありますが、相応のリスクがあることを覚悟する必要があります。

また、いくら覚悟をし、準備を怠っていなかったとしても、不安を感じてしまうこともあります。

そこまで分かった上で、行動をおこしましょう。

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管理人

かなめ

フリーの業務系システムエンジニア。情報処理安全確保支援士。 ORACLEと金融と子育ての狭間で、元気に楽しくやってます。 [詳細]

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