かなめのロジック

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家庭教師のテレアポのアルバイトから学んだこと

time 2016/02/10

家庭教師のテレアポのアルバイトから学んだこと

15年程前になりますが、家庭教師のテレアポ(テレフォンアポインター)のアルバイトをしていました。とても辛かった経験でしたが、今の私の仕事感を形成する一つの要因になっているので、記事にまとめました。

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家庭教師のテレアポとは

家庭教師のテレアポとは、何処から手にいれたか不明な名簿を元に、電話をかけまくり家庭教師の無料体験授業や説明のためのアポイントをとる仕事です。おそらくこの記事を読まれている方の中にも、家に電話がかかってきた経験がある方がいると思います。

名簿は、学校のクラス名簿のコピーがほとんどでした。かなり怪しいです。

そしてアポが取れると、社員の人やそれ専門のアルバイトの人が、無料体験授業という名目で契約を取りに家に伺うわけです。

給料は、歩合給の割合が高く、アルバイトで月30万円以上稼いでいる凄い人もいました。

中には悪徳な業者も

個人情報保護の観点から、ただでさえ、かなりグレーなテレアポですが、中には高額な教材とセットで家庭教師を派遣する悪徳業者に近い存在もありました。(もはや、高額な教材を販売することがメイン)

私のいたところは、高額な教材こそありませんでしたが、経験豊富な先生や高学歴な先生がたくさんいると言ってアポや契約をとり、実際に派遣する家庭教師は、経験が殆どない普通の大学生ということが多かったです。

ちなみに一番の王手のトライは、テレアポはしない方針らしいです。その代わりテレビCMに力を入れています。ハイジのコマーシャル、とても面白いですよね。

テレアポと契約を取りに家に行く仕事の両方を担当

私は、このテレアポと実際に家に行って契約をとる仕事の両方をやっていました。自分でアポをとって家に行くこともあれば、他のアポインターの取ったアポに行くこともありました。

私の営業成績はお世辞にも良いとは言えませんでした。成績はグラフにして壁に張り出されるのですが、大体ビリの方でした。

アポイントが全く取れなかったり、家に行って契約を取れなかった時は、社員の方に怒鳴られたり、何故取れないのか反省させられたりしました。

まず、これがキツかった。たいして苦労したことのなかった大学生には相当こたえました。

また、もう一つ辛かったのは、上記したような誇大な宣伝をしてアポや契約をとってこなければならなかったことです。その後ろめたさから自信の無さにつながり、アポや契約が取れなかったのだと思います。

20歳のいい大人が泣きながら家に帰ることもありました。

結局、6ヵ月くらいで精神的に限界になり辞めてしまいました。

テレアポから学んだこと

私はその体験から、自分が良いと全く思っていない商品を売ることは自分には出来ないと学びました。

全く良いと思ってもいないのに、人に勧めるのはとても心が痛みます。なにより、自信の無さが顔に出るので全く売れませんしね。

私は、その後システムエンジニアになりました。システムエンジニアは自分こそが商品であったり、自分の努力次第で作ったシステムが良い商品になったりします。

なので、私は知識やスキルを身につけて、自分や私を売り込む営業の方が、自信を持って営業することが出来るるようになりたいと考えています。

まとめ

誇大な宣伝をしてまで売り込む家庭教師のテレアポの経験から、自信を持って売れる商品の大切さを学びました。また、システムエンジニアにとっては、自分こそが商品。常に向上心をもって知識やスキルを身につけていきたいと考えています。

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管理人

かなめ

フリーの業務系システムエンジニア。情報処理安全確保支援士。 ORACLEと金融と子育ての狭間で、元気に楽しくやってます。 [詳細]

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