2017/12/07
フリーランスになると、住宅ローンが組みにくくなると、よく聞きます。これは、社会的信用が会社員に比べて低いためです。
そうした社会的信用が低さについて、本記事では解説していきます。
sponsored link
フリーランスは社会的信用が低い
フリーランスは、収入が不安定であることや無収入になる可能性が高いことから、社会的信用がなかなか得られないです。
また、仕事上でトラブルがあった際に、一人で幅広く対応していかなければならないという点からも、事業継続や収入の確保が会社員の方に比べて難しいため、社会的信用が低いのです。
そうした社会的信用の低さは、フリーランスとして働く期間が長くなることや、一人社長だとしても法人化することで多少緩和されます。
しかし、それでも大企業の会社員や公務員と比較すると、社会的信用は低いことは否めません。
社会的信用が低いことで起こる具体的な弊害
ローンが組めない、または、金利が割高になる
住宅ローンや車のローンを始めとしてローンや借金が出来ないことがあります。また、ローンが組めたとしても、上限の金額が低かったり、金利が割高になることが多いです。
特に長い期間の契約となる傾向がある住宅ローンは、その傾向が顕著です。住宅ローンは長い期間をかけて返していくものなので、将来にわたって収入があることが継続できるかどうかが重要なためです。
会社を辞める予定がある人は、住宅ローンを借りてから辞めるということが、よく言われるのはそのためです。
もっとも、金融機関が貸さないということは、それだけ返済が滞るリスクが高いという傾向があるためです。
会社を辞める前にローンを組もうと考えている方は、将来にわたって収入があることを継続できるかどうかしっかりと考え、覚悟を持って決断することが必要です。
クレジットカードが作れない
クレジットカードも支払いを先送りするという意味では、広義の借金とも考えられます。
そのため、クレジットカードを作ろうとすると、信用不足から限度額が低く抑えられたり、カードによってはそもそも発行出来ないということもあります。
会社によっては取引を断られることも
仕事面ですが、会社によってはフリーランスとの契約を避けていることも多いです。特に大企業はその傾向が顕著です。
フリーランスとして長期間継続することや、実力をつけて業界での知名度を上げていくこと、法人化することなど、社会的信用を上げていくことが必要です。
家族に心配をかける
収入が不安定になるので、配偶者や親族に心配をかけることになります。
私がフリーランスにんった際も、妻は最悪自分が働けばいいと特に気にしていない様子でしたが、自分の母親にはとても心配されました。
また、結婚する際に婚約者の両親にフリーランスであることを告げると、結婚を反対されたいうことも聞いたことがあります。親としては、お金の面で子供が苦労するのを、避けられるのであれば避けさせてあげたいと考えるのは当然のことだと思います。
まとめ
フリーランスの社会的信用が低さについて、仕事面だけでなく住宅ローンや家族などプライベートの面でも、影響があることが分かっていただけたかと思います。
もし、フリーランスになる場合は、長期的な視点で社会的信用を上げていくことを考えましょう。
また、会社を辞める前にその社会的信用の高さを生かして、ローン等を組んでしまうのも一つの手段です。
関連